登山でGPSをどのように使っているか
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登山の準備段階でルートを設定しておけば、ナビゲーションの機能が使えます。ルートは要所要所にウェイポイントを設定し、最終目的地までの座標をGPSに登録することで設定できます。ウェイポイント(転換点)を通過すると、次のウェイポイントの方角をコンパスの矢印が差して導いてくれます。最終的に目的地まで誘導してくれるわけです。
地図表示ができる機種に限られます。古い地図ソフトは等高線だけで、登山道が掲載されてなかったりで不便がありました。紙の地形図と照らし合わせないといけない場面がありました。今の物はしっかり入っているので、実際に地図なしでも山に入れるくらいです。最新版は昭文社の「山と高原地図」をベースに加工した地図ソフト(日本登山地図 TOPO-10M Plus)があり、至れり尽くせりとなっています。
このトリップコンピューターの画面で山を歩くことはほとんどありません。見るとしたら、コンパスページで表示し切れないデータを見るくらいですかね。移動距離や速度、到着予想時間など、GPSデータを下に計算される約50種類の各種データを確認可能。日の出の時間なんてのもありますよ。
その他の画面としては、衛星情報ページとメインメニューでしょうか。
一般登山道でGPSを持ち歩く人は・・・。失礼かもしれませんが、ほとんどの方が趣味的に使っているのではないでしょうか・・・?実際のところ、上位機種ほど趣味的要素が大きくなるような気がします。道迷い防止だけのために使うのなら、地図表示のないeTrex10Jを持っていれば十分のはず。もちろん紙地図との併用は必須ですが。
道のない山を歩く人は、当然地形図をしっかりと読める人のはず。尾根筋がハッキリしなくなった時、ジャンクションピーク、裾広がりの下山、ガスに巻かれた時等、地図だけでは心配になった時に、GPSが活躍することでしょう。当然のことながら、紙地図にもGPSにも辿るべきルートを落とし込みます。
最もGPSを必要とするのが山スキー(バックカントリー)でしょう。私は山スキーをしていてGPSを買うことになりました。実際のところ、晴れていれば活躍する場面は少ないです。ただ、わからなくなったら、全くわからなくなるので、GPSは必ず持参します。
雪山は山スキーに比べると、GPSを必要とする機会は極端に減ります。基本的に雪山は尾根を歩きますので、地形は確認しやすいのです。ただ、山スキーと同様にホワイトアウトの広い斜面や、視界の効かない樹林帯では威力を発揮するでしょう。
私は沢登りもやりますが、一度も持って行ったことがありません。基本的に沢筋を辿りますので、地形図がしっかり読めれば大丈夫。・・・とはいっても、間違えたことは何度かありますが。GPSがあればいいなあ・・・という場面は、入山口を確定したい時と、上流にきて地形図で沢形がハッキリしなくなった時くらいですかね。
ソフト自体はフリーなのですが、解説本という形で出版されています。それにオマケで付いている地図画像がこれまた使えるんです。2100円しますが、十分元は取れるはずです。何冊か発売されていますが、「GPSで山登り」という解説本に付いているオマケの地図画像が一番使えます。北海道と九州以外の2万5000分の1の地図データが収録されているのですから。もちろん、インターネットから国土地理院の地形図を表示するこもできます。
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