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お題をツエルトにしましたが、意味合いとしてはビバークといったほうがいいかもしれません。ツエルトは緊急時に多様な使い道があることから、常時携行するアイテムの1つになっています。テントに近い立体的な空間を作ることができますし、強風の中でくるまってしのぐこともできますし、雪洞の入り口にも利用できます。負傷者を搬出する際にくるむのもツエルト。その他ツエルトで幕を作って用をたすとか、豊かな発想で用途が広がります。なので、ツエルトは常時携行しましょうと・・・いうお話です。
夏のキャンプ指定地でも、たまにツエルトで泊まっている人を見かけます。ツエルトの最大の目的は軽量化。スキーなのでストックは2本あるはずですので、テントポールのようなものは不要です。細引きがあると便利。積雪期に積極的にツエルトで雪上キャンプはしたくないけど、色々な設営方法を覚えておくと、緊急時に役に立つと思います。
まあ、ツエルトを自立させて泊まる場合は、テントよりも耐風性は格段に劣りますので、風が吹くところは不可です。吹きさらしの稜線とか。また、当然のことながら雪崩の可能性のある場所も不可。
運悪くビバークとなりました。単なるルートミスなどで明るいうちに下山できない場合など、五体満足なので一晩くらいなんとかなるでしょう。そうでない場合は少しでも快適に過ごしたいもの。
そこで、シュラフカバーとダウンジャケットを持っていれば、快適に(少しは)過ごすことができます。快適=安心なので、気持ち的にも落ち着けます。そこにガスコンロがあれば尚よし!暖かい飲み物を飲むとさらに落ち着きますし、空焚きして暖房にも使えます。
ツエルト、シュラフカバー、コンロ、ダウンジャケットをメンバー全員が持つのは非効率です。ツエルトとコンロは共同装備にして必要数のみ装備として持ちます。シュラフカバーは△装備ですかね。あと、ダウンジャケットはビバーク時以外でも重宝します。中薄手でアウターの中に着れるダウンジャケットが適しています。スタッフバックに入れるとかなり小さくなりますので、パッキングのガンにはなりません。ツアーの難易度や行程の長さによって、装備は柔軟に考えましょう。
何は何でもヘッドランプ。ビバークにはならなくても、下山が遅くなって暗くなることはたま~にあります。とくに厳冬期は日没が早いので。これはバックカントリーに限ったことではありませんよね。お手軽ハイキングでも必須装備に入ります。
2010年にありましたよね、静岡での若い男女の遭難。あれは普通では考えにくいことですが、可能性がゼロではありません。ましてや山スキー(バックカントリー)ですので、想定外のことが起こりえます。替えの電池も忘れずに・・・。
あと、絆創膏やテーピング、針金、三角巾、痛み止め、持病薬は常に一つの袋やケースにまとめておくと便利です。
短いロープはレスキューのカテゴリーに入るかもしれませんが、レスキュー以外にも使い道はあります。本格的なロープでなくても、10mくらいの細引きでいいかと思います。穴に落ちた時、ワンポイントのクライムダウンや危ういところでの弱層テスト、ツエルト設営時、搬送など用途は多様です。
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