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バックカントリーの雪質

雪質を分類すると

雪質の呼び方を全て挙げればとのくらいになるんでしょうか・・・?俗に言う「パウダー」ひとつをとっても、降りたてでまだ圧縮されていな「ドライパウダー」、しばらく日射を浴びて重くなった「重パウ」、この2つの間にも呼び方があるんでしょうかね。

ここではバックカントリーでよく出合う雪質5つに絞ってお話します。パウダー、ザラメ、アイスバーン、モナカ、重雪の5種類に。このような雪質になる要因や滑り方、注意点などを書きます。

パウダー

パウダー=粉 要するに粉雪ということですね。降雪があって日射もなく気温も低いまま維持され、それほど時間も経っていない雪。雪玉を作ろうと思っても握れない雪ですね。厳冬期はみなさんこのパウダーを狙ってバックカントリーに入ります。南面の無木立斜面はすぐに雪が腐りますので、北面に絡む斜面か樹林帯がパウダー率が高いです。

とにかく抵抗がないので自在に板が操作できます。そしてターンが最高に気持ち良いです。静かに積もった雪は最高に軽いです。また風で砕かれた雪は、やや重さを感じるパウダーになります。日射や気温の影響を受けると重くなっていきます。

パウダー=新雪ですので、雪崩には細心の注意が必要です。

ザラメ

パウダーが新雪なら、ザラメは積雪のなれの果て(雪渓化する前の)といったところでしょうか。砂糖のザラメからきています。小粒の半透明のやつです。雪というよりも氷の粒といってもいいでしょう。雪同志の結合はすでにないので、抵抗の少ないターンが味わえます。

時期としては春の雪。北アルプスなど高い山ではゴールデンウィークあたりの雪質です。日が沈むとカチカチに凍り、真昼になるとグサグサの雪になることもあります。ほどよいザラメはスキー場の圧雪バーンを滑るような、とても滑りやすい雪です。

アイスバーン

まさに氷の板。変な凸凹がなければ、しっかりエッジを効かせれば滑るのはそれほど困難ではありません。ただ、急斜面であったり、シュカブラがあったりすると難易度はアップします。それに、転ぶと痛いです。怪我をする可能性も高いです。急斜面のアイスバーンでは滑落・衝突に中止しましょう。

また、滑るだけではなく登り、歩きも要注意。滑るよりも危険でしょうね。シールは効きにくくなり、いったん滑ると止まりません。スキーブーツで歩く時は必ずアイゼンを装着しましょう。

モナカ

モナカとはお菓子のモナカのように、外側の皮が堅くて中は柔らかい雪のこと。クラストが程よい厚さになり、スキーでターンするくらいの圧でクラストが割れると、この上なく厄介な雪になります。逆エッジがかかったり、操縦不能になります。スピードオーバーになってモナカの餌食になると、怪我をする可能性が高いですので気を付けましょう!

生コン風重重雪

こういうお題にしましたが、範囲は広いです。パウダーをは呼べなくなった重い新雪、ザラメが深すぎて板が回せないほどの雪、春先のブレーキ雪など。あまり歓迎できない雪です。テレマークなんかだと前転は日常茶飯事です。

これら雪はとにかく丁寧にターンすることしかありません。

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