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登るんだから体力は使いますわな。それを辛いと思うか楽しいと思うか・・・。その山のコンセプトと気の持ちようですね。あとはその時の条件なんかもあったりして、一概には言えませんが、「早く滑りたい!」という気持ちが強いほど、登りが辛く感じるんじゃないでしょうか。他には体調が悪いとか・・・?
標高差が2000mあるとか、距離が10数キロあるとか、物理的なスペックが大きいところは、誰が行っても辛いでしょうけどね。そこも気の持ちようで度合は違ってくると思います。
一般的には登りは辛いですが、辛い登りをいかに楽しくするかで、より楽しめて、より充実感が味わえると考えるのであります。行動時間の80%は登りなんですから!
登りが楽しいというのはどんな時かを考えてみます。
・親しい仲間とワイワイ登っている時
・天気が良くて素晴らしい展望を望みながら登っている時
・新雪直後で樹氷がキレイな時
・道具を一新して初めて使う時
・・・天気、ロケーション、気持ちが主な要因でしょうか。
山スキーのルートには、滑るために登るようなルートからほとんど歩きで終わってしまうルートまで色々あります。「バックカントリー」と「山スキー」は同じ?のところでも触れていますが、傾向としてバックカントリースキーヤーは滑ることを考えて、山スキーヤーはツアー全体を考えているように思います。傾向としてですよ。
例えばですが、月山を例にあげてみます。
スキー場がオープンする春の月山は、大勢のスキー客でにぎわいます。リフトを使ってひと登りで姥ヶ岳。そこからもう滑れちゃうんですから!月山山頂に向かうにしても、それほど登らずに辿り着けちゃいます。無木立斜面を爽快に滑って充実したツアーとなるわけです。
リフトを降りるとスキーには最高の無木立斜面が広がる月山。個人的な意見かもしれませんが、月山は無木立になる手前に素晴らしいブナ林などの広葉樹の林が広がっています。滑るだけなら積極的にリフトを使えばいいですけど、山を楽しむ、気持ちの良い登りを求めるとしたら、志津から登りましょう!志津からスキー場までの間は車で走ってても気持ち良いですよね。そこを歩いたらどうかという話です。
まあ、こういう話には賛否両論あるのはわかっています。志向は人それぞれです。でも、滑り専門の人も、たまには登りを楽しむということを意識してみてはいかがでしょう。考え方が広がりますし、幅が広がります。
これは極端な例かもしれませんが、登りを滑るためだけの登りと思わずに、登りが楽しみに変われば楽しさ倍増です。
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