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“バックカントリーでは転倒は許されない!”と、よく虎の巻には書いてあります。しかし、バックカントリーはそんなに危険なところばかりではありません。バックカントリーはピンキリなのです。要は転んではいけないところで転ばないことが大事。
もちろん技術が高いにこしたことはありません。レベルの高いルートを滑ろうと思えば、相応な技術が必要です。でも、これからバックカントリースキーを始めるレベルであれば、ルート的にも初心者向けのルートに行くはずですよね。
上手い下手はさておいて、スキー場のゲレンデを無難に“降りる”ことができるのが、バックカントリーデビューできる条件かと。“滑る”ではなく、あえて“降りる”と書きました。格好はどうであれ、止まりたいところで止まれ、曲がりたいところで曲がれると解釈すればいいと思います。何はともあれ無難に降りてこれる技量があればいいのです。バックカントリースキーは安全に楽しむことが第一条件なのです。
当たり前の話ですが、バックカントリーは管理されていません。圧雪してなければ、ルートの標識なんてありません。危険箇所にロープが張ってあるわけありません。パトロールもいません。
滑ることだけで考えると、バックカントリーとスキー場の違いは、バーンが整備されているかないかでしょう。ゲレンデではあり得ない雪質として、アイスバーン、モナカ雪、腐れ雪、超深雪・・・などかな。手強い雪質は頻繁に現れます。それぞれに対応した滑り方が必要になります。前にも書きましたが、上手く滑ることより、安全に降りてくるが優先されます。雪質については、いずれ別項で詳しく書きたいと思います。
考えられる事例は、転倒による滑落、立木への衝突、深雪での埋没、穴に転落、板が雪面に刺さる・・・等々。何度も繰り返しますが、危険を察知し、上手く滑ることよりも、無難に降りることを意識するのが大切です。
スキーが上手い人ほどスピードを出します。下手な人はゆっくり滑ります。いったん事故が起きた時には、上手い人ほど大きな事故になるでしょう。自分の技術レベルでいかに楽しむかが、バックカントリースキーの大事なところ。逆に、技術レベルに応じて楽しめるのが、バックカントリースキーの魅力であるとも言えるでしょう。
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