バックカントリースキーって何?
  バックカントリーとは?
  バックカントリーと山スキーは同じ? 
  アルペン vs テレマーク
  スキー vs スノーボード
  進化するテレマーク 
  装備一式揃えたらいくら?

バックカントリーの装備(ウェア編)
  バックカントリーのウェアについて
  ジャケット
  オーバーパンツ
  中間着 
  アンダーウェア・タイツ
  手袋 
  ヘルメット 
  ゴーグル・サングラス

バックカントリーの装備(ギア編)
  バックカントリーのギアについて
  スキー板
  スキーブーツ 
  テレマークビンディング
 
ATビンディング
  シール
  ストック 
  ザック
  ツエルト
  ビーコン
  スコップ
 
プローブ
  GPS 
 
コンパス・高度計
  食糧
  デジカメ

バックカントリーデビュー!
  バックカントリーどこへ行こう?
  単独で始めるなら
  ガイドツアーなら安心? 
  ガイドブック
  ネットの記録
  地形図は想像力をかき立てる

滑る前にまず登り
  登りについて
  登りのルート取り
  辛い登りを楽しもう!

待ちに待った滑り!
  バックカントリーを滑るには
  変わる雪質
 
アルペン、テレマーク、ボードの特徴

バックカントリーに潜む危険
  バックカントリーに潜む危険
  落とし穴
 
雪崩
  雪崩の本 
  ホワイトアウト

テレマークビンディング

テレマークビンディングについて

テレマークスキーのビンディングは、アルペンスキーのビンディングに比べシンプルです(でした?)。ビンディングの構造として、単に踵が上がるだけではありません。踵を上げるとバネが効き、雪面を押さえることができるようになっています。

アルペンの方が断然人口は多いと思うのですが、なぜかテレマークのビンディングの方がメーカーも多いし種類が多くなっています。何故なんでしょうかね・・・?主なビンディングを構造別に分けてみました。

ツアーモード付ビンディング

機動力が高いと勘違いされやすいテレマーク。確かに丘のような場所をステップソールを履き、軽快に自由気ままに歩けるといいう意味では、機動力があるといえますが、通常のバックカントリーでは、アルペンにかなう場面はほとんどありません。

アルペンに比べてテレマークが苦しむ場面。それは、深雪のラッセルとキックターンです。踵が上がるとバネが効き、戻ろうとする力が働きます。なので、ラッセル時に板の先端が雪面から出てこようとしないのです。

アルペンの場合はバネがないので、板を前に押し出せば、自然と先端が雪面に出ようとしてくれます。また、キックターンにおいても、テレマークはバネが邪魔し、無理なく板の向きを変えることができません。

このあたりを解消するために、数年前にツアーモード付きのビンディングが、各メーカーから相次いで発売されました。これにより、ラッセルとキックターンが格段に楽になりました。ラッセルやキックターン以外でも歩きが軽く感じられます。アルペンのようにロボット的な歩きにはなりますが、それが嫌な人は、深雪の時だけツアーモードにし、それ以外は通常の滑りモードで歩けばいいでしょう。

ケーブル式ビンディング

ここしばらく主流となっているビンディングです。安価で軽量なので、ゲレンデ練習や残雪用の板に取り付けるといいでしょう。深雪を想定するなら、断然上のツアーモード付きのビンディングにするべきと考えます。

ケーブル式の中でも、ケーブルワイヤー式、ハードワイヤー式、ブラックダイヤモンドのように、カートリッジをブーツの下に置く物があります。それぞれ味付けは異なりますが、劇的な違いはありません。むしろ、ブーツや板に左右されるのではないでしょうか。

NTNシステムについて

2009年にロッテフェラーから登場したNTNシステム。2012年シーズンにはリニューアルして登場するようです。まだ出回ってはいませんが、ミヤコスポーツのウェブサイトに出ていました。ピステモデルとオフピステモデルの2種類が発表されています。違いはウォーキングモードの有無です。

ビンディングに左右はなく、ブレーキと左右への解放があります。専用のスキーブーツが必要です。通常のテレマークブーツでは装着できません。

NTNシステムについて

古き良き時代?の細板&革靴テレマークに付いていたビンディングです。クロカンは今でも3ピンか。3ピン式のビンディングに、ブーツの先端にある3つの穴に差し込んで固定します。プラスチックブーツにも3ピン用の穴が開いているものもありますが、革靴で使用するのが通常です。

ケーブル式に比べると、押さえる力が弱いので、急斜面や硬い斜面では苦労します。しっかりテレマークターンができないと、まともに滑れないでしょう。緩斜面の丘のような山を滑るのに向いています。

応急用としてザックに入れておく人もいるようです。使っているビンディングが破損した際、応急的に3ピン式に取り換えるというものです。なるほどな・・・とは思いますが、どんなもんなんでしょ?

Copyright (C)2016 バックカントリー 装備&テクニック All rights reserved 
ご意見等はこちら

バックカントリースキーを始めよう!

HOMEバックカントリースキーの装備(ギア編) > テレマークビンディング