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テレマークスキーのビンディングは、アルペンスキーのビンディングに比べシンプルです(でした?)。ビンディングの構造として、単に踵が上がるだけではありません。踵を上げるとバネが効き、雪面を押さえることができるようになっています。
アルペンの方が断然人口は多いと思うのですが、なぜかテレマークのビンディングの方がメーカーも多いし種類が多くなっています。何故なんでしょうかね・・・?主なビンディングを構造別に分けてみました。
機動力が高いと勘違いされやすいテレマーク。確かに丘のような場所をステップソールを履き、軽快に自由気ままに歩けるといいう意味では、機動力があるといえますが、通常のバックカントリーでは、アルペンにかなう場面はほとんどありません。
アルペンに比べてテレマークが苦しむ場面。それは、深雪のラッセルとキックターンです。踵が上がるとバネが効き、戻ろうとする力が働きます。なので、ラッセル時に板の先端が雪面から出てこようとしないのです。
アルペンの場合はバネがないので、板を前に押し出せば、自然と先端が雪面に出ようとしてくれます。また、キックターンにおいても、テレマークはバネが邪魔し、無理なく板の向きを変えることができません。
このあたりを解消するために、数年前にツアーモード付きのビンディングが、各メーカーから相次いで発売されました。これにより、ラッセルとキックターンが格段に楽になりました。ラッセルやキックターン以外でも歩きが軽く感じられます。アルペンのようにロボット的な歩きにはなりますが、それが嫌な人は、深雪の時だけツアーモードにし、それ以外は通常の滑りモードで歩けばいいでしょう。
ここしばらく主流となっているビンディングです。安価で軽量なので、ゲレンデ練習や残雪用の板に取り付けるといいでしょう。深雪を想定するなら、断然上のツアーモード付きのビンディングにするべきと考えます。
ケーブル式の中でも、ケーブルワイヤー式、ハードワイヤー式、ブラックダイヤモンドのように、カートリッジをブーツの下に置く物があります。それぞれ味付けは異なりますが、劇的な違いはありません。むしろ、ブーツや板に左右されるのではないでしょうか。
2009年にロッテフェラーから登場したNTNシステム。2012年シーズンにはリニューアルして登場するようです。まだ出回ってはいませんが、ミヤコスポーツのウェブサイトに出ていました。ピステモデルとオフピステモデルの2種類が発表されています。違いはウォーキングモードの有無です。
ビンディングに左右はなく、ブレーキと左右への解放があります。専用のスキーブーツが必要です。通常のテレマークブーツでは装着できません。
古き良き時代?の細板&革靴テレマークに付いていたビンディングです。クロカンは今でも3ピンか。3ピン式のビンディングに、ブーツの先端にある3つの穴に差し込んで固定します。プラスチックブーツにも3ピン用の穴が開いているものもありますが、革靴で使用するのが通常です。
ケーブル式に比べると、押さえる力が弱いので、急斜面や硬い斜面では苦労します。しっかりテレマークターンができないと、まともに滑れないでしょう。緩斜面の丘のような山を滑るのに向いています。
応急用としてザックに入れておく人もいるようです。使っているビンディングが破損した際、応急的に3ピン式に取り換えるというものです。なるほどな・・・とは思いますが、どんなもんなんでしょ?
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