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ホワイトアウトとは吹雪などで周りが真っ白になり、視界がなくなってしまうこと。前後左右、ひどい時は上下もわからなくなってしまうほどです。こう書いても体験したことのある人でないと、想像すらできないと思います。目も耳も感覚ナシになりますから。
ホワイトアウト自体が遭難ってわけではないけど、極めて危険な状態といえるでしょうね。
ホワイトアウトは真っ白けになるということ。吹雪や濃いガスなどで視界がなくなり、酔ったような状態になります。ここに強風が加わると感覚がマヒしてしまいます。全てが白い場合になるので、白以外のものがあれば軽減されます。針葉樹とか地肌とか。
ホワイトアウトになりそうな天気の時は、吹きっさらしのエリアに行かないのが一番。森林限界より上や無木立の広い台地のような地形に行かないことです。来た道を戻ることさえ難しくなります。
地図&コンパスを駆使しても、よほどの読図力がないと的確な判断はできないと思います。顕著な地形が随所にあれば現在地が特定しやすいのですが、わからないままの長時間行動は深みにはまっていまいます。一番確実な手段で安全地帯に戻ることを考えるしかないでしょうね。
ここで登場するのがGPS。GPSがあれば現在地の特定も確実だし、これから進む方向もバッチリ。ホワイトアウトの場面ではGPSに頼り切りになるでしょう。
GPSは頼り過ぎると緊張感が薄れ、地図読みがおろそかになります。しかし、ある程度GPSで行動することに慣れておかないと、いざという時に使えないのでは仕方ないですね。GPSには頼り過ぎず、使い方はしっかりマスターしておくのがいいでしょうね。
GPSは機械です。故障も考えられるし、電池切れという事態に陥る可能性もあります。いざという時のためにも、地図読みの鍛錬はしておきましょう。
この事例も単独だったら厳しかったと思います。
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